1973-06-07 第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第14号
○石田(幸)委員 四十七年度においては中共大豆は二十五万トンの購入量があったわけでございますが、新聞報道等によりますと、どうも中国大豆というのは先行き供給量がきわめて少なくなるというよりも、なくなってしまうのではないか、こういう不安がありますが、その点についてどうですか。
○石田(幸)委員 四十七年度においては中共大豆は二十五万トンの購入量があったわけでございますが、新聞報道等によりますと、どうも中国大豆というのは先行き供給量がきわめて少なくなるというよりも、なくなってしまうのではないか、こういう不安がありますが、その点についてどうですか。
二十五年に華豊公司の東京支店員といたしまして、中共大豆を輸入いたして、第一物産会社と取引をいたしておった事実がございます。それから二十四年以降住所は転々として十三カ所変えておりますほか、香港に年一回くらい往復いたしております。それから三十三年に外登法——外国人登録法違反で戸塚警察署に検挙されております。
○小坂国務大臣 ちょっとそれに関連して申し上げますが、おっしゃるように中共大豆の不作ということは確かに大きな原因でございまして、世界的な供給不足が現在は見込まれておるという事情が一方にはございます。それに加えて九年産の大豆の繰り越しが——これはやはり今年のところもそうでございますが、昨年度からそういう傾向があったわけでございますから、繰り越し滅になっております。
○松岡説明員 アメリカ大豆と中共大豆と国産大豆とそれぞれやや品質を異にしております。それでこれを単純に比較いたしますことはちょっと問題がございます。たとえばアメリカ大豆は非常に油脂、オイル・コンテインドが高いのでございます。中共大豆はそれよりやや劣る。ところが蛋白の含量といたしましては、国産の大豆が非常に大きいのでございます。
ただ品質面におきまして中共ものとアメリカものについては油分の相違がありますので、一般食品用のものは中共大豆、主として油料に使われるものはアメリカ大豆、このような傾向は今後といえども続くものであろう、かように考えております。
○田中参考人 みそ業界におきましては、二年前までは国産大豆のほかはことごとくアメリカ大豆並びにブラジル大豆に依存しておったのでございまするが、昭和三十年の下期より中共大豆が入るように相なったのでございます。その後外貨の割当によって両国の大豆を時の価格とにらみ合せまして、両方相半々くらいの率で今日まで使って参ったのでございます。
特に最近におきまして、これは余剰農産物には関係ございませんが、中共大豆がかなり安く入るようになりまして、市価に若干の影響があったようでございます。
三十年度においては六十四万トンの大豆の輸入計画を進めて参ったのでありますが、前年度からの繰り越しもありますし、中共大豆も輸入方式をグローバルにかえて七月ごろ買いまして、それが下期にだぶついて参った。それに国内の大豆が豊作であったこともからみまして、大豆の価格あるいはそれを原料とする製品価格が非常に振れて参ったわけであります。
なお御参考のために申し上げますが、一方まる大豆としての、主として国内産及び中共大豆が用途に充てられますところのみそ、しょうゆ、とうふ等の値段を申し上げてみます。みそととうふは、大体持ち合いの価格を示しているのであります。みそにつきましては、十貫目大体二千二百円から三百円——二千三百円程度をずっと持ち合っております。
と申しますのは、御承知の通り、主として中共大豆が入って参りまして、中共大豆の品質が国内の丸大豆のものと大体似ておるのであります。こういったような意味においても、品質的な競合があったということが一つ。それから外国大豆の割り振りが丸大豆の輸入業者に相当多く割り当てられたということもあるのじゃないかと思いますが、そういうようなことによって非常に国内大豆の値下りをいたしました。
従ってそういった場合に日本の農業はどうなるかということを考えてみますと、もうすでにアメリカ大豆と中共大豆の入荷によって、一時四千六百円台を伝えておった大豆は二千六百円台に崩落し、辛うじて年末国会の論議によって、政府が安定措置を若干とったせいもあるでしょうが、現在三千円台を往来しておるというところに持ち直しておる。
がいたしますが、ものの、特に大豆の価格変動はそれだけで動いておるのではないかということも考えられますので、別途の措置を講じながら、供給の一部をさいて市場から除いたり、単にえさ用に振りかえるということでありませんで、えさ用に振りかえれば食糧管理特別会計が買い上げて、これをすぐえさに回さぬで、保留しておいて市場に出さぬということを考えておるわけでありますので、かたがたもって先日お話ありましたように、中共大豆
それから中共大豆を含めましてその他の輸入ものについて見ますと、中共大豆の方が非常に高かったのですが、中共貿易等との関係もあって数量もふえると同時に値も下げてきた。
それにつきまして大豆の規格の問題ですが、国際的に産地による規格の著しい格づけがかりにないといたしましても、実際問題としましては、日本の現状において、使用価値の面から中共大豆とその他の大豆との間に使用価値の相違が客観的にありまして、特に食糧用のものにつきましては七、八%くらい有利であると購買者の側から言われており、油に使いますものも豆の大きさがそろっておるとか、ごみが入っていないとか等のために、二、三
○大堀政府委員 先ほど御指摘の大豆の規格の問題でございますが、御指摘の通り、アメリカ大豆と中共大豆の間には品質、これは、水分なりあるいは夾雑物なり、内容の分析によりまして格差がございまして、御指摘のように中共大豆の方は一般によろしいということになっております。
下期以降はグローバル方式になりますし、これはアメリカ大豆が相当値段が下っておりますから、中共大豆がそれに競争して価段を下げて参りますれば、これは相当たくさん入っても差しつかえないわけであります。
それで、輸入実績社に対しまして割当をする値段につきましては相当値段を下げなければ輸入を認めない、こういう条件を出したのでございますが、商社をしぼりました点につきましては、これはいろいろ御批判があったわけでございますが、私どもといたしましては、一応新規の方を入れていくという建前をとりました場合には、相当競争が激しくなって参りまして、結局値段を引き下げるということは困難になる、値段が高くなれば結局中共大豆
しかも、そういうことで中共大豆々輸入いたしますのにいろいろ困難な事情がありましたので、今回の処置も通産省でとられたことと私は思うのであります。
○政府委員(大堀弘君) 昨年中共大豆の値段はFOBで四十六ポンドでございます。今年度は先般来ておりますオファーがFOBで四十三ポンドであります。三ポンド下げているのでありますが、中共が現在各国に送っております値段については、シフで三十八ポンドになっております。あるいは三十四ボンド、三十六ボンドという値段で出ております。
中共大豆も国際価格まで下げてくれれば、当然これはアメリカとの関係からいえば、トレードもポンド地区でございますので当然競争できる、従いまして今後の方式といたしまして現在の方式をもってすれば、私はむしろ中共大豆の輸入がふえてくるのではないかというふうに考えられるような現状でございます。
値段を下げてもらえるならばストレートで考慮しようという考えに立ちまして、今回輸入公表を訂正いたしまして、一般のドル大豆との競争の関係におきましてこれが相当安ければ中共大豆を買いますが、中共大豆は値段が下らなければほかの大豆が入っても差しつかえないという、いわゆるグローバル方式と申しますか、そういった方式で輸入公表を訂正して発表いたしたのであります。現在はそういう段階になっております。
なお次回以降の問題につきましては、先般申し上げましたように、下期以降、かりに全世界の大豆を全部グローバル方式にいたしました場合は、日本に入ります大豆の輸出国といいますか、中共大豆、アメリカ大豆その他の入り工合が非常に大きな転換をする可能性があるわけでありまして、現在は今回のように地域別の実績というような基準で参りますことは、商売の内容から申しまして不適正ではないか。
希望といたしましては、できるだけ各地の人がまとまりまして、一手になって先方と折衝することが、中共大豆を最も安い値段でとるということに適当な方法ではないか、かように考えまして、業界の皆さんにもお話し申し上げておるわけであります。
○大堀政府委員 ただいまお尋ねの第一点の問題でありますが、御指摘のように今回の中共大豆の輸入の問題につきまして、割当方式はグローバル方式といたしまして、世界各国からどこから買ってもよろしいという競争方式をとっております。
将来、下期以降におきましては、全体の大豆の輸入をグローバルに変えまして、もし中共の大豆が値段を下げて参りますれば、中共の大豆を相当入れるという結果になるのではないかと考えておりますが、今回の五方トンにつきましては、一応、過渡的段階といたしまして、中共大豆の適正な国際価格というふうに推定される価格をべースに置きまして、その値段以下でありますれば、私どもとしては中共大豆を優先的に輸入割当するという考え方
問題は、今の国内市場の価格は、必ずしも自由にアメリカ大豆なり満州大豆が入って参りまして形成されておる合理的な価格ではありませんで、中共大豆につきまては、やや希少価値的なものが出ておりますが、私どもは、大きな方向から申しますれば、やはり昔満州時代に満州大豆が日本に入りましたように、とてもアメリカ大豆なんか比較にならないほど安い価格で入ってくるべきものだと思います。